2024.03.16

レスリング１３３連勝中の藤波　右肘脱臼で手術へ　４月のアジア選手権欠場もパリ五輪には支障なし

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　パリ五輪のレスリング女子５３キロ級代表で、１３３連勝中の藤波朱理（２０）＝日体大＝が練習中に右肘を脱臼し、近日中に手術を受けることが１５日に分かった。４月のアジア選手権（キルギス）は欠場する。３週間の固定が必要で、練習復帰まで１カ月以上かかる見込みだが、代表に決まっている今夏のパリ五輪には支障はないという。

　コーチを務める父・俊一さんによると、１４日の練習中に痛めたという。右肘の靱帯を断裂し、保存療法を選んだ場合でも復帰までの日数は大きく変わらないことから手術を受けることを決めた。本人も前向きに受け止めており、治療・リハビリに励むという。俊一さんは「五輪で金メダルを取るために、まずは治療に専念する。しっかり治して調整していきたい」と話した。練習再開は５月ごろを見込んでいる。