池江璃花子が派遣記録突破の57秒03で決勝進出!堂々準決1位通過、復帰後自己ベストを大幅更新で笑顔のサムズアップ あす決勝 勝ってパリ決める!
「競泳・パリ五輪代表選考会」(17日、東京アクアティクスセンター)
女子100バタフライ準決勝が行われた。21年東京五輪代表の池江璃花子(横浜ゴム)は、復帰後の自己ベストを大幅に更新し、派遣標準記録を突破する57秒03をマークし、準決勝1位で決勝進出を決めた。決勝は18日。派遣標準記録(57秒34)を突破し、2位以内に入れば3大会連続、個人種目に限れば16年リオデジャネイロ大会以来、2大会ぶりの五輪代表に決まる。
池江は序盤から先頭に立つと、そのまま後続を突き放してゴール。レースを終えた後は、観客席に向けて親指を立てて、充実ぶりを示した。
4年間前の17日は、白血病から復帰後初めてプールに入った自身にとって特別な日。午前に行われた予選では、復帰後ベストを更新する57秒54を記録した。「やっと戻ってきた証拠の1歩」とかみしめ、18日の決勝へ向けて「自分に『パリ五輪決めたよ』って過去に戻って言いたいくらいきつい4年間だった。(決勝は)全力で挑んで、勝って、派遣を切って、笑顔で迎えられたら」と語っていた。
池江は昨年10月からオーストラリアに拠点を変更。五輪金メダリストのエマ・マキーオン(オーストラリア)らトップ選手と練習を共にし、マイケル・ボール氏の指導を受けている。