高校2年生、平井瑞希が初五輪切符!憧れ池江の隣で堂々快泳V 池江以来日本人2人目56秒台「ずっと憧れていた池江選手と一緒になれてうれしい」

 パリ五輪代表入りを決め握手を交わす平井瑞希(左)と池江璃花子(撮影・持木克友)
 力泳する平井瑞希(手前)。奥は池江璃花子
 パリ五輪の派遣標準記録を突破し笑顔を見せる優勝した平井瑞希(左)と2位の池江璃花子
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 「競泳・パリ五輪代表選考会」(18日、東京アクアティクスセンター)

 女子100メートルバタフライ決勝が行われた。17歳の平井瑞希(ATSC.YW)は56秒91で1位となり、日本水泳連盟が定める派遣標準記録(57秒34)を突破。高校2年生が初の五輪内定を勝ち取った。56秒台は池江璃花子(横浜ゴム)以来、日本女子2人目となった。池江が57秒30で2位となり、3大会連続の五輪代表を内定させ、個人種目代表は16年リオデジャネイロ五輪以来、2大会ぶりの返り咲きとなった。

 今年に入って自己ベストを大幅更新し、五輪代表に名乗りをあげた新星・平井。今大会は予選で57秒23、準決勝で57秒13をマークし、派遣記録超えの好タイムを連発してきた。憧れは池江。過去の日本選手権では好成績を残した池江に「おめでとうございます」と声をかけ、一緒に写真を撮ってもらったことがあるという。

 積極的なレースで終盤に池江を逆転し五輪切符を獲得。池江とともにパリ行きを決め、「隣にいることは見えていて、ずっと一緒に入りたいと思っていた。ずっと憧れていた池江選手と一緒になれてうれしい。パリ五輪でのメダルを目指していきたい」と、笑顔で振り返った。

 4歳から水泳を始め、小学1年から本格的に選手として泳ぎ始めた。高い向上心を持ち、23年の世界選手権(福岡)は両親に直談判して現地観戦。100メートルバタフライの決勝レースを見て、「(自分は)壁際で離される。改善したい」と課題を見つけ、国際大会で戦うイメージをふくらませてきた。

 平井が語る競泳の魅力は「挑戦して、うまくなった分だけ結果につながって周りと戦えるところ」。17歳のニューヒロインが、パリの舞台で海外勢相手に力の限りを尽くす。

 ◇平井瑞希(ひらい・みずき)2007年3月7日、愛知県刈谷市出身。4歳から水泳を始め、小学1年から本格的に競技を開始した。22年世界ジュニア選手権では100メートルバタフライ、400メートルメドレーリレーで優勝して2冠を達成。23年に日大藤沢高に進学。169センチ、58キロ。ATSC.YW所属。

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