脅威の33歳!鈴木聡美が平泳ぎ2冠でまた五輪切符「まだいるの?と言われそうだけど」200mはロンドン以来12年ぶり代表「300%出す」

 「競泳・パリ五輪代表選考会」(22日、東京アクアティクスセンター)

 女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、鈴木聡美(33)=ミキハウス=が2分23秒09で優勝した。100メートルに続く平泳ぎ2冠で、派遣標準記録も突破して2枚目のパリ五輪切符も獲得。200メートルに至っては、銀メダルを獲得した12年ロンドン五輪以来12年ぶりの出場を決め「本当にうれしい」と声を弾ませた。

 元世界女王の渡部香生子(27)、昨年の世界選手権代表の今井月(23)との三つどもえとなったが、前半から積極的な泳ぎで泳ぎ切り、先頭を譲らなかった。レース直前には長く日本代表で活動を共にしてきた入江陵介(34)が五輪を逃したが、「入江さんの最後まで泳ぐ姿に心を打たれた。入場前から(目が)潤んでいたが、私も頑張ろうと全力を出せた」と発奮材料にした。

 衰えるどころか進化を続けている驚異の33歳。シンデレラガールとなった12年前のロンドン大会以来となる200メートルでの五輪切符も自力でつかみ取り、「(周囲から)まだいるの?と言われそうだけど、記録が上がっている以上、若手に刺激を与えていけたら。パリでは300%とか、誰も思わない力を出せたら」と気を吐いた。

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