尊富士、110年ぶり新入幕V目前に緊急事態 右足負傷 朝乃山に敗れて2敗目 足ひきずり花道から車いすで医務室直行 その後、顔面蒼白で救急車で病院へ 偉業目前のアクシデントに場内騒然

 「大相撲春場所・14日目」(23日、エディオンアリーナ大阪)

 優勝に王手をかけていた新入幕の尊富士は元大関の朝乃山に寄り切りで敗れて2敗目。3敗の大の里が勝利したため、1914年の両国以来110年ぶりの新入幕優勝は千秋楽に持ち越しとなった。大関豊昇龍は琴ノ若に敗れて4敗目となり、脱落。優勝の可能性は尊富士と大の里に絞られた。

 尊富士は取り組み後に心配な場面も。右足を痛めたようで、引きずりながら、土俵を降りると、花道で車いすにのって、退場した。そのまま医務室に直行した。医務室から出てきた際には顔面蒼白。右膝下は装具に包帯で固定され、強ばった表情のまま付け人らの肩を借りて、救急車に乗り込んだ。カメラのフラッシュに付け人が「撮らないで!」と制する姿もあった。

 ちょんまげ頭で初日から11連勝をマークするなど、快進撃をみせてきたホープ。初優勝を前にしたまさかの事態に場内は騒然となった。

 その後、千秋楽の取り組みが発表され、尊富士は豪ノ山と、大の里は豊昇龍とあたることが決まった。

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