坂本花織 世界選手権3連覇「最後『よっしゃー』という気持ち」一問一答
「フィギュアスケート・世界選手権」(22日、モントリオール)
女子は坂本花織(23)=シスメックス=が合計222・96点で1968年のペギー・フレミング(米国)以来、56年ぶり8人目の3連覇を果たした。全種目を通じて日本選手初。フリーはトップでSP4位から逆転した。通算3度の優勝は浅田真央に並び日本勢最多。以下、一問一答。
◇ ◇
-メダルを手にして。
「今日はいい緊張感の中で一つ一つ集中してできた。それが結果につながってすごくうれしい」
-終盤は感情がこみ上げたような表情だった。
「会場が沸いているところに自分の気持ちが乗ってしまうと、高ぶり過ぎて空回りして失敗してしまう。気持ちを抑えようという一心でやっていた。途中は(表情が)険しかったと思うけど、最後、スピンまでやって『よっしゃー』という気持ちになった」
-連覇を振り返ると。
「(2022年に)初めて優勝できた時が一番うれしかった。北京五輪が終わった1カ月後で、しんどい部分がたくさんあったが、最後の最後までやり切った。去年はミスをしての優勝だったので悔しさが残った」
-ロシア勢は不在。
「もちろん帰ってきてからも勝ち続けたいとは思っている。もっともっと自分自身のレベルを上げていけたらいい」