土俵入りの尊富士に大声援 右足首はテーピングでガチガチ

 幕内土俵入りする尊富士(右端)=撮影・北村雅宏
 幕内土俵入りに登場した尊富士(撮影・和田康志)
2枚

 「大相撲春場所・千秋楽」(24日、エディオンアリーナ大阪)

 幕内の優勝争いで単独トップを走っている新入幕で東前頭17枚目の尊富士(24)=伊勢ケ浜=が、土俵入りで大声援を浴びた。右足首にはテーピングが巻かれ、ゆっくりと土俵に上がり歩を進めた。

 尊富士は14日目の朝乃山戦で2敗目を喫した際、右足を負傷。車いすで引き揚げ、装具で右膝下を固定された状態で救急搬送されていた。この日、患部について師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が「足の甲とか足首とかいろいろ。それはまた後で」と説明していた。

 千秋楽は豪ノ山が相手。勝てば文句なしで、敗れても1差の3敗で追う平幕大の里が大関豊昇龍に敗れれば、1914年夏場所の両国以来110年ぶりの新入幕優勝が決まる。

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