尊富士、当初は「無理です」 優勝に師匠「心を打つものある」

 大相撲春場所千秋楽の24日に新入幕優勝を遂げた尊富士。一度は休場へ気持ちが傾くほど深刻な状態だった。

 師匠の伊勢ケ浜親方によると、14日目の夜に病院から部屋宿舎に戻った時は付け人らに抱えられていたという。当初は千秋楽の出場を「無理です」と断念する意向を示した。

 だが、深夜になると「何をしてでも出ます」と強行出場を直訴。師匠も背中を押した。心境を「止める理由がない。止めた方も止められた方も、みんな後悔する」と語った。

 伊勢ケ浜親方は千秋楽、テレビ中継で解説者を務めた。尊富士が優勝を決めた後、自然と目が潤んだ。「それはね…。心を打つものはあるよ。無理をして出たんだから」と感慨に浸った。

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