世界3連覇の坂本花織が帰国 空港でファンから「世界一!」の声に照れ笑い「3回目だが全然慣れない」オフの遊び予定を励みに
フィギュアスケート女子で、世界選手権で56年ぶりとなる3連覇を達成した坂本花織(23)=シスメックス=が26日、カナダから羽田空港に帰国した。到着ロビーに居合わせた約100人から出迎えを受け、ファンからは「おめでとう」「世界一!」といった祝福の声も飛んだが、会釈しながら照れ笑い。「56年ぶりという偉業を達成できて本当にうれしい。今年(また)世界一になって、3回目なので慣れるかなと思ったが、(世界一の称号に)全然慣れなくて(笑)。でも(祝福の声は)めちゃくちゃうれしいです」と、等身大の笑顔で達成感をかみしめた。
今季の国際大会は全て優勝と抜群の安定感で走り抜け、「最初から最後まで勝つことができたので、今後の自分にとってすごくいい経験ができた。今季得たことを来季以降に生かしたい」と納得の表情。一方でルッツのなどを課題に挙げ、「現状のままではダメだと思うので、表現でも、エレメンツでも少しずつでもレベルアップしたい」と気を引き締めた。
今後はアイスショーに出演するものの、「その後は色々遊ぶ予定を決めていて、それを楽しみに今大会は頑張ったので(笑)。ご褒美としてしっかり満喫したい」と、久々にファイティングポーズを崩していた。