バレー女子 石川真佑が初のイタリアリーグから帰国「いい経験」兄・祐希プレー観戦機会増え「学ぶところたくさんあった」
バレーボール女子日本代表の石川真佑(フィレンツェ)が28日、イタリア1部リーグを終えて羽田空港に帰国した。
昨夏にVリーグの東レから、フィレンツェに移籍。プロ1年目として臨んだ初の海外リーグは、レギュラーシーズン10位の成績となった。「強みのサーブではいい場面もあったけど、簡単に返されてしまったりとかミスが多かった」と反省しつつ、「(世界の)高さに対してどう点数を取るかをトライ、工夫しながらできた。けがなくシーズンを終えられてよかった。チームとしていい成績ではなかったが、1年目にすごくいい経験ができた」と充実した表情を見せた。
兄・祐希と同じイタリアに身を置いたことで交流が増えることはなかったが、試合を生観戦する機会は増えた。石川真は、「プレーを会場や映像で見て、学ぶところや取り入れないといけないプレーはたくさんあった」と語った。
初の1人暮らしが海外生活。失敗談を問われると「ここでは言えないです」とおちゃめに笑ったが、栄養士の指導も受け、初の自炊生活もこなせたという。
今後はパリ五輪出場権獲得を目指して、5月からのネーションズリーグに向かう。「まずはしっかり五輪の切符をつかむことから、その先のメダルを取ることが目標」。2012年ロンドン五輪以来のメダル奪還に闘志を燃やした。