愛称廃止の日本バレーが新エンブレム メダル奪取へキーワードは「つなぐ力」 マーク統一で団結を

 日本バレーボール協会(JVA)は2日、都内で会見し、新エンブレムを発表した。今夏のパリ五輪を前に心機一転。すでに出場権を獲得している男子は1972年ミュンヘン五輪の金メダル以来、女子は2012年ロンドン五輪の銅メダル以来のメダル獲得を目指す。また、愛称としてきた男子日本代表の「龍神NIPPON」、同女子の「火の鳥NIPPON」は廃止された。

 胸に刻まれた新エンブレムを力に、花の都でメダル獲得を目指す。赤が基調で、日本バレーボール協会の略称「JVA」の3文字が隠れたデザイン。同協会が掲げるキーワード『つなぐ力』に基づき、これまで年齢や性別、ビーチバレーなどの種目別で分けられていたマークを統一して、日本バレーボール界全体を“つないだ”形だ。

 それに伴い、2009年から親しまれてきた男子日本代表の「龍神NIPPON」、同女子の「火の鳥NIPPON」の愛称は廃止となる。もっとも、一新されたユニホームを着て会見に出席した男子の西田有志(パナソニック)は「シンプルかつ、分かりやすい」と歓迎。西田の妻で女子代表主将の古賀紗理那(NEC)も「(全世代が同じ)エンブレムをつけるのは心強い。一緒に戦っていければ」とうなずいた。

 男子は昨秋のW杯で五輪の出場権をすでに確保。女子は5月に開幕するネーションズリーグ(トルコなど)後の世界ランキングで、夢舞台の切符獲得を目指す。

 男子の石川祐希(ミラノ)を筆頭に、高橋藍(モンツァ)、女子の石川真佑(フィレンツェ)など世界で活躍するスターが登場し、人気爆発中の日本バレーボール界。男子は52年ぶり、女子は12年ぶりのメダル奪還へ。古賀は「切符を取るところからスタート」と気を引き締め、西田は「男女問わずに同じ方向性。目標は全てにおいてメダル」と決意を込めた。

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