飛び込み女子で今夏のパリ五輪代表に内定している三上紗也可（２３）が３日、東京・世田谷キャンパスで行われた日体大の入学式に出席し、新入生へ歓迎の辞を述べた。自身も３月に同大を卒業したばかり。４月からは日体大大学院に進学し、コーチング科学を専攻する。大役を終え「歓迎の言葉のあいさつをさせていただいてすごく光栄」と笑顔だった。

　大学生活の中で少しずつ指導に関する興味が湧き、「全然競技を終えた後のことは考えてなかったんですけど、これからそういう道も進んで行けたらいいなという気持ちで入学しました」という。修士論文については「特に試合中のコーチングについて、どういった所が飛び込み競技にとっていいのかなというのを、いろんな他競技のコーチングを参考にしながら書いていきたい」と、選手のサポートにつながる内容を思い描いている。

　大学院進学と同時に、１人暮らしも開始。「まだ２日しかたってなくて。今まで寮だったんですけど、すごく新生活を迎えている感じですごくワクワクしてます」と目を輝かせた。新生活では「自炊をして健康、栄養面に気を付けたい」という。高校時代には、食物調理技術検定を取得するためにハンバーグを大量生産した経験もあり、現在は１級を所持している。１人暮らしでも「ハンバーグを得意料理にします」と笑って意気込んだ。