ハンドボール男子の新監督はカルロス・オルテガ氏 前監督の電撃辞任の後任 日本代表指導経験「話題になるチームを」
日本ハンドボール協会が3日、都内で記者会見を行い、男子日本代表「彗星JAPAN」の新監督にスペインリーグのバルセロナを指揮するカルロス・オルテガ氏(52)が就任すると発表した。契約期間は4月1日から今夏のパリ五輪終了まで。オルテガ氏はスペイン代表として2000年シドニー五輪で銅メダルを獲得。16年、17年には日本男子代表監督を務め、16年のアジア選手権は3位、17年の世界選手権は22位だった。
男子日本代表に関しては、チームを今夏のパリ五輪出場に導いたアイスランド出身のダグル・シグルドソン氏(51)が男子クロアチア代表監督に就任したと1月29日にクロアチア協会が発表。契約はパリ五輪までだったが、同監督は同3日に日本協会に対して辞意と他国監督に就任する希望を伝え、日本協会もそれを受け入れ、後任の選定に着手していた。
オルテガ監督はオンラインで会見に参加し、「オファーを非常に誇りに思っております。日本男子の躍進がすさまじく、楽しみにしています」とあいさつ。5月の代表選考合宿はオンラインでの参加になる可能性もあるが、密に連絡をとっていくという。「非常にタイトな仕事。短期間で準備しないといけない。これまでのやり方を考慮にいれながらすすめたい」と思い描き、「オリンピックではタイトルを獲得したい。もしとれなくても話題になるような日本チームを作りたい」と意気込んだ。