元エース黒後愛、3年ぶり代表復帰で感慨「うれしいに尽きる」東京五輪後は体調不良で休養も パリ切符獲得へ初招集「半分諦めていた」

 笑顔でポーズをとる黒後愛(撮影・西岡正)
 会見で抱負を語る黒後愛(撮影・西岡正)
 会見で笑顔を見せる古賀紗理那(後列左)と黒後愛(同2人目)=撮影・西岡正
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 今夏のパリ五輪出場を目指すバレーボール女子日本代表が5日、都内で記者会見を行った。3年ぶりの復帰を果たした東京五輪代表の黒後愛(25)=埼玉上尾メディックス=は「この場所(日本代表)に呼んでいただけたことに感謝して日々過ごしている。私の持ち味は力強いアタックと経験だと思うので、五輪切符を獲得できるように精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

 久々に代表ユニホームに袖を通した元エースは「うれしい気持ち、それに尽きる」と感慨を込めた。黒後は東京五輪以降、体調不良で休養していた時期もあり、代表活動から遠ざかっていた。昨季は心機一転、埼玉上尾メディックスに移籍。「リーグ戦を戦っていく中で、(日本)代表の舞台に行かせてもらえるチャンスはないかと少しずつ思い始めていた。でも(所属での)出場機会も多くはなかったので、半分くらい諦めというか、ほぼ難しいかなと思っていたが、こういうチャンスをいただけてうれしい」。代表招集の意思確認の際には「行きます!」と即答したことを明かした。

 真鍋政義監督が復帰してからは初の招集となったが、指揮官は「東京五輪を経験していて経験値は素晴らしいものがある。高さがあるので、(黒後の)ブロックはチームにとって大きい」と期待。現在の代表候補22人から、まずは今月下旬の米国遠征で17~18人に絞り、五輪予選となる5月開幕のネーションズリーグ(VNL)を戦うメンバーを選考していく。

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