F1日本GP 角田は予選10番手で決勝へ 表情7~8分咲き「最低限のことはできた」

 Q3進出を果たし笑顔のRBの角田裕毅
 満開の桜の下、疾走するRBの角田裕毅(撮影・神子素慎一)
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 「F1・日本GP・公式予選」(6日、鈴鹿サーキット)

 RBの角田裕毅(23)は1分29秒413で10番手につけた。ドライバー部門で総合4連覇に挑むマックス・フェルスタッペン(オランダ)が1分28秒197をマークし、開幕から4戦連続のポールポジションを獲得した。2番手にセルヒオ・ペレス(メキシコ)が入り、レッドブルがフロントローを独占。3番手はマクラーレンのランド・ノリス(英国)だった。決勝は7日午後2時から行われる。

 コースを見守る満開の桜とまではいかなくても、10番グリッドをもぎ取った。入賞圏内を捉え、角田の表情は7~8分咲きだった。「鈴鹿は楽しい。今ある中で最大限のことはできた」。自身3度目の母国GPで、唯一の日本人ドライバーは及第点を与えた。

 予選1回目で5台が脱落し、計15台による2回目で見せ場を作った。さらに5台がふるい落とされ、最後の3回目に10台しか進めない生き残りゲーム。11番手のタイムだった23歳は、2度目のアタックで10番手に滑り込んだ。

 「今までの日本GPより、少しプレッシャーを感じた。責任感というか…」。節目の出走70戦目。7万7000人の大観衆を前に、3回目に進めない姿を見せるわけにはいかなかった。

 予選9位だった昨年の決勝は12位、同じく13位だった一昨年は13位にとどまった。鈴鹿では自身初となる10位以内の入賞へ「最低限の得点争いに加われた。今の車の中でまとめきることが重要」と、ポイント獲得をにらんだ。例年の秋から、春開催へと移行した日本GP。“三度目の正直”で、鈴鹿を桜色に染める。

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