28年ぶり五輪出場狙うアイスホッケー男子 最終予選4ケ月前に異例の監督交代 スカルディ新監督が会見「非常に光栄」
日本アイスホッケー連盟は9日、男子日本代表の新監督に、ジャロッド・スカルディ氏(53)が就任したことを発表した。2月の26年ミラノ・コルティナダンベッツォ五輪3次予選で首位突破に導いた元カナダ代表監督のペリー・パーン監督が任期満了で退任。8月の最終予選まであと4ケ月と迫る中、98年長野五輪以来28年ぶり、地力では80年レークプラシッド五輪以来46年ぶりの五輪出場へ、新体制で臨むことになった。
元NHLプレーヤーで、06-07年には王子イーグルス(現レッドイーグルス北海道)でプレー。選手、指導者として、様々な国を渡り歩いてきたスカルディ氏は「日本にこれたこと。非常に光栄。まずは目の前に控えている世界選手権に向けていいキャンプをしたい。王子で1年プレーしたが、日本の文化、素晴らしいキャパシティに感銘を受けた。また戻ってきたいと思っていたが、今回こういう形でもどってこれたことをうれしく思う」と、笑顔で語った。
鈴木強化本部長は「色んな国でのプレーヤーとしての経験、コーチングの経験、日本にとって大きい。色んな国の文化を学んできているコーチ。日本の良さを出せる。日本の文化にもリスペクトがあって、情熱を持ってくれていた。スカルディが日本のアイスホッケーを変えてくれるんじゃないかと思った」と、期待を込めた。
また、元女子日本代表の久保英恵氏が強化副委員長に就任することも発表された。