競泳の武良竜也が引退「水泳は自分の人生そのもの」東京五輪前はバイトで資金稼ぎ→男子200M平泳ぎで7位入賞
競泳男子で2021年東京五輪平泳ぎ代表の武良竜也(27)が10日、引退を発表した。所属先のミキハウスを通して「夢の舞台であるオリンピックも経験することができ、最後はパリオリンピックに出場することはかないませんでしたが、楽しいこと、苦しいことを含め、水泳は自分の人生そのものでした。一度はサポートのない中、競技を続けていましたが、支えてくださったコーチ、競技関係者の皆さま、ミキハウスの方々にはとても感謝しております」とコメントを発表した。
東京五輪の延期が決まった時期は成績不振で所属先との契約が打ち切られ、練習の時間を削りながらアルバイトを行って練習資金をため、根性強く競技と向き合い続けた。21年の代表選考会200メートル平泳ぎでは、渡辺一平(トヨタ自動車)を破って2位に入り、東京五輪の出場権を獲得。その後ミキハウスと契約し、本戦では7位入賞を果たした。
最終レースは今年3月のパリ五輪選考会。200メートル平泳ぎは予選落ち、同100メートルでは決勝に進出するも6位に沈み、2大会連続の五輪出場を逃した。