元若乃花の花田虎上 急逝のライバル・曙太郎さんを悼む「離れていてもいつも心にいました」
元横綱若乃花でタレントの花田虎上が11日、自身の公式ブログを更新。この日、4月上旬に心不全のため死去していたことが明らかになった元横綱・曙太郎さんを悼んだ。
花田はブログに「曙の訃報に際し」と題して記事を投稿。「ライバルであり友であり苦楽を共にした仲間が旅立ちました 現在曙の訃報に際しコメントを求められていますが あまりのショックにお話できるような状態ではありませんので申し訳ありませんが文章にします」と衝撃をあらわにした。
その上で「突然のことに送り出す言葉が全く見つかりません お互い協会から離れて頑張ってきたけど 離れていてもいつも心にいました」と、曙さんとの関係性を説明。「切磋琢磨してライバルとして戦ってきた分愛情が深く 言葉では言い表せないものがあります」と動揺を隠せなかった。
さらに「また会いたい気持ちが強く 歳を取ったらハワイの木の下で同期生皆んなで会おうと曙と話していた その約束も果たせずただただ寂しいです」と回想。「ゆっくり待ってて ハワイの木の下でまた会おうね 会いに行くね」と締めくくった。
花田と曙さんは1988年春場所で初土俵を踏んだ同期で、「花の六三組」と称された。ともに横綱に昇進するなど大相撲人気を支え、パワーの曙さんと技術の若乃花の取組は毎場所の名物となった。幕内対戦成績は曙さんの18勝17敗とほぼ互角だった。