体操女子五輪代表候補が名門・スタンフォード大で佐々木麟太郎と同級生に「友達になりたい」 相馬生が予選好調「練習通りにできた」
「体操・全日本個人総合選手権」(11日、高崎アリーナ)
今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねて女子予選が行われ、相馬生(うい、19)=バディ塚原ク=が52・365点で1班2位となった。
日本生まれ、米国育ちの19歳。7歳から体操を始め、現在は拠点を米国テキサス州プレイノに置く。予選では大きな失敗なく演技をまとめきって13日の決勝進出へ弾みをつけた。「練習通りにできたからうれしかった」とうなずいた。
今秋に米国の名門・スタンフォード大に進学予定。文武両道の19歳は、大学では「エコノミクス、ボディーバイオロジー、ヒューマンバイオの勉強をしたいけど、まだ(学ぶことは)全然決まってないです」と様々な分野に興味を示している。大学生活で楽しみにしているのは勉学だけではなく、高校通算140本塁打を放ち、米国のスタンフォード大に進学する岩手・花巻東高の佐々木麟太郎内野手と同級生になること。佐々木のことはニュースで知っているといい、「友達になりたい」と目を輝かせた。
まずは夢のパリ五輪切符をつかみにいく。決勝へは「もうちょっと良くなりたい」と、向上を誓った。
◆体操女子のパリ五輪代表選考 5人が代表で、女子は全日本選手権の得点を持ち点に争う5月のNHK杯(高崎アリーナ)の上位4人とチーム貢献度で1人が代表入りする。