現役大関陣も曙さん悼む 着物もらい愛用の琴ノ若「この姿を見せたかった」 豊昇龍は叔父の元朝青龍が尊敬「すごい横綱」
大相撲の第64代横綱で格闘技でも活躍した曙太郎さんの訃報を受け、静岡県御殿場市で行われた春巡業に参加していた現役力士も11日、故人を悼んだ。
大関琴ノ若は、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が家族ぐるみの交流があった。幼少期に曙さんに抱っこしてもらうなどしていただけに「さっき聞いてビックリしました」と驚きを隠せず。幕内に上がる頃には、曙さんが使ってた着物をもらったという。着物は仕立て直し、現在も愛用。「もう一回、ちゃんとお話しして、この姿を見せたかった。いい報告を届けられるようにしたい」と手向けの活躍を誓った。
叔父の元横綱朝青龍が曙さんにかわいがってもらっていた大関豊昇龍は「外国出身では初めての横綱で、すごい横綱」と敬意を表した。3、4歳の頃に会ったことがあり「モンゴルにも来たことがある。でかかったなあ」と回顧。「朝青龍関はすごく尊敬している」と明かした。