曙さん急逝 「プロレスLOVE感じた人」元プロレスラー武藤敬司氏が追悼の意「引退前に今一度闘いたかった」
大相撲で史上初の外国出身横綱となり、格闘家としても活動した元横綱曙の曙太郎(あけぼの・たろう)さんが4月上旬、心不全のため死去したことが11日、関係者の話で分かった。54歳で早すぎる別れに、ライバルの若乃花・貴乃花兄弟もショックを隠せなかった。また、多くの大相撲、プロレス、格闘技関係者が哀悼の意を表した。
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曙さんのプロレスの師匠で、タッグとしては2005年のプロレス大賞で最優秀タッグチーム賞に選ばれた武藤敬司氏(61)は11日、Xで「大相撲からプロレス界へ、真摯に向き合う姿勢にプロレスLOVEを感じた人でした」としのんだ。
自身は昨年2月に引退しており「俺の引退前に今一度闘いたかった思いもありましたが叶いませんでした」と無念も吐露。「横綱、ゆっくりと休んでください。心よりご冥福をお祈り致します」とまな弟子に別れを告げた。