田中希実に勝った久保建英のいとこ・久保凛はどんな人? 高校総体800Mを1年で制したホープ サッカー近畿大会出場経験も

 女子800メートル(タイムレース)で1位となりインタビューで笑顔の久保凜=共同
 力走する久保凜(175)。左端は田中希実
 1位でゴールする久保凜(175)と2位の田中希実(1)
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 「陸上・金栗記念」(13日、えがお健康スタジアム)

 女子800メートル予選が行われ、サッカー日本代表の久保建英のいとこで高校2年の久保凛(16)=東大阪大敬愛=が2分5秒35で優勝した。日本中長距離界のエース・田中希実(ニューバランス)は2分6秒08の2位で、久保がホープとしての実力を示した。

 久保は序盤から先頭をキープ。田中は後ろで様子をうかがいながら、後半にかけて追い上げた。田中が一時先頭に立つも、最後の直線で久保が田中を追い抜き、先頭でゴールした。

 憧れの田中に打ち勝ち、「今回のレースは最初からリズムのいい走りで200メートルを通過することができて、ラストも粘ってスパートをかけて1位でゴールできたのでとても良いレースになった」と笑顔。「自己ベストには届かなかったんですけど、5秒台でゴールできたのはとても良かったです。今シーズンはたくさんの試合に出て、自己ベスト更新や高校記録を狙って走って行けたら」と意気込んだ。

 田中については「いろんな種目に挑戦して、日本記録とかを出しているところが気持ちも強いんだろうなと憧れます」と話していた。いとこの建英の活躍する姿は「世界で活躍しているのがすごい。自分も活躍できたら」と刺激を受ける。今後へは「オリンピック出場と、いろんな種目に挑戦して自分にあった種目を見つけたい」と見据えている。

 ◆久保凛(くぼ・りん)2008年1月20日生まれ。和歌山県串本町潮岬出身。小学5、6年で県内の大会で記録を出したことをきっかけに中学1年から陸上を本格的に始めた。父・健次郎さんの兄のこどもが久保建英。小学1年から小学6年まではサッカーをプレーし、ポジションは右サイドハーフだった。6年時には串本ジュニアFCとして近畿大会に出場した経験も持つ。陸上では昨年の全国高校総体を初優勝している。

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