高2・久保凜V ゴール直前で憧れ田中希実かわす「すごくうれしい」 サッカー日本代表・久保建英のいとこ
「陸上・金栗記念」(13日、えがお健康スタジアム)
女子800メートル(タイムレース)で、サッカー日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダード)をいとこに持つ久保凜(16)=東大阪大敬愛高2年=が2分5秒35で勝ち、東京五輪1500メートル8位の田中希実(ニューバランス)は0秒73差の2位だった。タイムレースの1500メートルで女子は田中が4分7秒98で、男子は東京五輪3000メートル障害7位の三浦龍司(SUBARU)が3分39秒78で、ともに日本人トップの2位だった。
昨夏の全国高校総体を1年生で制した久保が、田中を残り50メートルでかわして優勝した。憧れとする田中と同じレースで競うのは初めて。試合前の集中力に圧倒されたというが、積極的なレース展開で制し「すごくうれしい。日頃感じられないことをたくさん学べた」と笑みを広げた。久保建英をいとこに持つ成長株。高校総体連覇や国際大会出場を目標に掲げ「ここで止まらずにもっと努力したい」と意欲をみなぎらせた。