渡辺雄太「ホテルに戻ってワーッと泣いた。体中の水分が全部なくなるくらい」日本復帰を決めたきっかけを明かす

 バスケットボール男子の渡辺雄太(グリズリーズ)が20日、自身のインスタグラムでライブ配信を行い、今季限りでNBAを撤退し来季は日本でプレーすると表明した。理由については「単純にとにかくバスケットをしたい。試合に出てプレーをしたい」と「20代はどんな理不尽、苦労があってもアメリカにこだわると目標を立てた。ことし30歳になる。これからはやりたいバスケットボールをやる」と話した。

 今季2年契約を結んだサンズから今年2月に古巣のグリズリーズにトレードで移籍。復帰戦で途中出場で25分間プレーし活躍したが、2日後の次の試合前、ミーティングが始まる5分前にコーチに呼ばれて「ユウタ、この試合は出ないよ」と告げられたと明かした。

 「そのひと言がめちゃくちゃ効いた。前の試合で自分でもやれたかなというのがあったのと、バスケができるの楽しい、次の試合も頑張ると高揚して気合いを入れていたので、本当に初めて面食らったというか、すごくきついと思った」

 ホテルに戻ると「恥ずかしい話、自分でも引くくらいワーッと泣いた。体中の水分が全部なくなるくらい」と抑えていた感情があふれたのだという。

 泣き終えてすっきりした後に考えたのは「やっぱり自分はバスケが好きで、20代も十分にやってきたんで、本当に自分が楽しめる環境でやるのがいいのかな、とそこで思った」と日本復帰を決意したと明かした。

 その後、練習はできてもコートに出ると力が入らない謎の症状が出て、シーズン終了まで欠場。その間、グリズリーズのコーチらスタッフが献身的にサポートしてくれたといい「グリズリーズには感謝しかない。そうなってからも手厚くサポートしてくれた。(きょうは試合に出ないと言われて)ショックだったのは、コーチが悪いのでなく、あくまで今までのきっかけになっただけで、限界はもっと前にあったと思う。20代は逃げないと決めていたので。終わり方はこうなったが、最後まで自分の夢に向かってずっと走れたかなというのがある。1ミリも後悔はない。シーズンが終わってもすがすがしい気持ち」と話した。

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