虎党・王子谷剛志“アレンパ”に照準「重みを持って戦いたい」柔道・全日本選手権へ闘志
体重無差別で争う柔道の全日本選手権(29日・日本武道館)に出場する有力選手が28日、都内で前日会見に臨んだ。前回覇者の王子谷剛志(31)=旭化成=は「昨年同様、前に出る柔道で自分らしさを全開に出したい」と連覇へ力を込めた。
昨年は6年ぶりの頂点に返り咲き、涙の復活を遂げた。通算4度の優勝は鈴木桂治と並ぶ歴代3位タイで、今回優勝すれば山下泰裕の9回、小川直也の7回に次ぐ単独3位となる。ただ、王子谷自身は「優勝回数はキャリアが終わった後に振り返ればいい。今大会は連覇の重みを持って戦いたい」と阪神ファンらしく“アレンパ”だけに照準。また、今大会は延長戦が廃止され旗判定が8年ぶりに復活するが、旧ルールでも2度制している王者は「確実にポイントを取る。必ず有効打を打って、どの人が見ても(自身が)勝っていると見せることが重要」と言い聞かせた。