“モデル”もこなすハードラー、田中佑美が13秒00でV!「一安心」 オフには「BAILA」でモデル挑戦「リフレッシュになりました」
「陸上・織田記念国際」(29日、ホットスタッフフィールド広島)
女子100メートル障害決勝が行われ、田中佑美(富士通)が13秒00(向かい風0・1メートル)で優勝した。
雨天の中のレース。12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)、元日本記録保持者の青木益未(七十七銀行)が出場していたが、後半に一気に抜け出して完勝。「ある程度の記録が出て一安心でした。12秒台は出なかったけど、落ち着いてレース運びをする確認ができた。そういった意味で良かった」と、手応えを語った。
オフシーズンには女性向けファッションメディア『BAILA』でモデルにも挑戦した。「いろんな人から『良かったよ』と言っていただいて、いいリフレッシュになりました」と反響があったという。幼少期にクラシックバレエを習っていたこともあり、「舞台に立つことは昔から好きだった。特段何かパフォーマンスができるタイプではないけど、注目していただくことは昔から目指していたことに近いのかな」とうなずいた。
昨季は世界選手権に初出場したが、予選敗退。「かなり後悔の残る世界デビューだった。オリンピックはもう1回りぐらい大きいかもしれないけど、昨年のリベンジができたら」と、今夏の大舞台へ切り替えた。