大相撲 力士会でコンプライアンス委員長が暴力根絶へ注意喚起 北青鵬の暴行問題受け
大相撲夏場所(5月12日初日、両国国技館)に向けた力士会が1日、同国技館で開かれ、十両以上の関取衆が参加した。元幕内北青鵬の暴行問題を受け、日本相撲協会コンプライアンス委員会の青沼隆之委員長(元名古屋高検検事長)が具体例を挙げて暴行事案の説明と注意喚起を行い、暴力根絶を訴えた。
相撲協会の宮田哲次主事によると、時間は質疑応答も含め約30分で、横綱、大関らから質問があったと説明。「みなさん本当にすごく真剣に集中して、関取は問題を重く見て、ご自身でも考えているのかなと」と話した。
今回の取り組みは、元北青鵬の暴行問題について協議された2月23日の臨時理事会で提起されたもの。6月には、協会全体を対象とした毎年恒例のコンプライアンス研修が予定されている。