アイルトン・セナさん事故死から30年 リオデジャネイロで展覧会開催
1994年5月にF1のサンマリノ・グランプリ(GP)で、アイルトン・セナが悲劇の事故死を遂げて1日で30年。日本でも「音速の貴公子」と呼ばれ多くのファンに愛されたセナの故郷ブラジルでは勇姿をしのぶ壁画や像があふれ、人気は今も健在だ。セナは1980~90年代に活躍。94年5月1日のレース中、壁に激突し、34歳で生涯を閉じた。国民的な人気を博したブラジルでは国葬が営まれた。
出身地サンパウロの南部にあるモルンビ墓地。4月下旬、緑の芝生に囲まれた墓標の近くには色鮮やかな花が飾られていた。墓地の管理人によると、今も連日ファンが足を運んでいるという。リオデジャネイロでは5月1日からセナの軌跡を紹介する展覧会も開かれる。
セナの遺志を継ぎ親族らが設立した貧しい子どもの教育を支援する財団は、日本のファンに「セナの記憶を今も絶やすことなく、史上最高のドライバーの一人として変わらぬ愛と尊敬の念を持ってくれて感謝している」とメッセージを寄せた。