貴景勝が大関陣3人と1勝5敗 ひさびさ実戦稽古「できるだけよくしてやっていくしかない」 慢性首痛に加えて春場所で大胸筋負傷

 琴桜(左)と稽古する貴景勝(撮影・佐藤厚)
 琴桜(左)と稽古する貴景勝(撮影・佐藤厚)
 貴景勝(左)と稽古する豊昇龍(撮影・佐藤厚)
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 大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、同国技館で行われ、大関貴景勝(常盤山)が大関同士の申し合いに参加した。琴ノ若改め琴桜、霧島、豊昇龍と6番とって1勝5敗。霧島を一気の出足で押し出した一番以外は、組み止められて俵を割る内容が目立った。

 春場所はかど番脱出を決めた13日目の琴ノ若戦で右大胸筋を負傷して14日目から休場。春巡業も全休した。幕内力士と相撲をとったのは春場所以来だったといい「久しぶりだったので、感覚を確かめながら少しずつって感じですね。まあ、焦ってもしょうがないので。上とやれたのはよかったかな」と“稽古復帰”の事実を前向きに受け止めた。

 胸のケガだけではなく、慢性的な首の痛みも抱える。あと10日に迫った夏場所へ「できるだけ良くしてやっていくしかない。思い通りにいってもいかなくても場所は来るので、気合だけ入れてやっていくだけですね」と覚悟を口にした。

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