バレーボールの石川祐希すでに“代表モード”「もっとおもしろい日本代表ができる」イタリアリーグ自己最高3位も「悔しい」

 バレーボール男子日本代表の石川祐希(28)=ミラノ=が3日、イタリア1部リーグを終えて羽田空港に帰国した。9季目となった今シーズンは、自己最高の3位。決勝進出を逃したことに「悔しい」と本音を漏らしつつも、「(4位だった)昨季よりいい成績で終えられたことは、なにより」と総括した。

 3位決定戦の最終戦では、両チーム最多の28得点を挙げて、MVPを獲得。主将がシーズン中盤で負傷した影響もあり、石川が中心に立ってチーム引っ張ることも多かったという。チーム内の立場は日本代表時と似たものになり、「日本代表を少しイメージしていた」。自身のプレーにも一定の手応えを示し、「自分のパフォーマンスをシーズン最後にできたのは成長」とうなずいた。

 また高橋藍(モンツァ)も準優勝を果たし、日本人2人がイタリアの地で躍動。銅メダルを獲得した昨年のネーションズリーグ、五輪切符を獲得したワールドカップに引き続き、日本の成長を世界に印象づけた。

 52年ぶりのメダル獲得に期待がかかるパリ五輪へ、石川は「自分の気持ちはパリ五輪に向かっているし、シーズンが終わって代表モード」とすでに戦闘態勢。「もっとこれからおもしろい日本代表ができる。(イタリアリーグに比べて)ディフェンス、攻撃の精度は間違いなく日本代表の選手の方が高い。しっかり休んで、五輪でのメダル獲得へ準備したい」と闘志を燃やした。

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