北口榛花、集まったファンにポストカード配る 世界選手権金メダル後初の国内試合「もっと足を運んでもらえるように頑張りたい」
「陸上・水戸招待」(5日、ケーズデンキスタジアム水戸)
女子やり投げが行われ、昨夏の世界選手権金メダリストで67メートル38の日本記録を持つ北口榛花(26)=JAL=が、今季国内初戦を61メートル83で優勝した。
昨夏の世界選手権金メダル獲得後、初の国内試合。観客はスタンドから投てきを見守り、北口も手拍子を求めて盛り上げた。試合後には世界女王の姿を一目見ようと約100人が競技場の出口で待機。そこに自身の写真が載ったポストカードを持って現れると、一人一人に手で配って対応した。
「日本の試合ってこんな感じだったなと思い出しながらしました」と笑いつつ、「たくさんの方々が応援してくださった」とファンへ感謝。「欲をいえばもっとたくさんの人に足を運んでもらえるようにできることがあれば頑張りたい」と、競技普及への思いも語った。
このようなファン対応は海外でも行っているという。5日はこどもの日でもあることから、「小さい頃からやり投げをしてほしいという気持ちは全くない。子供のうちはいろんなことにチャレンジして、失敗しても成功してもそれが経験になって、大人になった時に『こんなことで役に立つんだな』ってことがたくさんあると思う。一つ好きなことに集中するのはいいと思うけど、いろんなことにチャレンジしてほしい」と子供たちに熱いメッセージも送った。