新小結大の里 初日に照ノ富士に挑戦 高田川審判部長「三役でどういう相撲をとってもらえるか楽しみ」
大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)の取組編成会議が10日、同国技館で開かれ、初日と2日目の取組が決まった。
新小結の大の里(二所ノ関)は、初日に横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)に挑戦。2日目は高安(田子ノ浦)と顔を合わせる。
新入幕から2場所連続で11勝を挙げ、幕下付け出しデビューから所要6場所での新三役昇進は昭和以降2位のスピード記録。春場所は千秋楽まで優勝を争った。
高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「三役でどういう相撲をとってもらえるかという楽しみはある」と期待。「どんどん前に出る相撲だからいいと思う。出過ぎて負けることもあるかもしれないけど、それも一つの勉強ですから。やっぱり前に出るということが最大の武器。前に出る相撲をとっていれば、どんどん伸びてくると思う」と、長所を生かせばさらなる飛躍につながると予測した。
春場所は尊富士が110年ぶりとなる新入幕優勝。高田川部長は「上位陣は悔しかったでしょうから、仕上げて来ていると思う。また一つ面白いんじゃないですか。横綱も出て、大関もみんな出ているので、引き締まった土俵を期待しています」と役力士の奮起を求めた。