照ノ富士が夏場所出場を決断 初日の大の里戦は今場所を占う大一番に

 「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)

 取組編成会議が10日、両国国技館で開かれ、初日と2日目の取組が決まった。左脇腹を痛めている横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=は初日に新小結大の里(二所ノ関)、2日目に大栄翔(追手風)を迎える。大関陣では、琴ノ若改め琴桜(佐渡ケ嶽)が初日に大栄翔、2日目に熱海富士(伊勢ケ浜)と対戦。かど番の霧島は初日に豪ノ山(武隈)、2日目に平戸海(境川)と顔を合わせる。十両以上の休場者は小結朝乃山(高砂)、幕内尊富士(伊勢ケ浜)の2人。

 照ノ富士が夏場所出場を決断した。2日の横審稽古総見で左脇腹を負傷。本格的に相撲をとる稽古は再開していなかった。それでも、他の力士との地力の差は明白。高田川審判部長(元関脇安芸乃島)も「横綱が今場所は出て、また引き締まった土俵になることを期待したい」と存在感の大きさに言及した。

 いきなり大の里の挑戦を受ける。初顔だった初場所では上手投げで退けた。その初場所は、不安定なスタートから徐々に感覚を取り戻して9度目の優勝。序盤で取りこぼさずに調子を上げるためにも、大の里戦は今場所を占う一番となる。

 大の里にとっては、横綱初撃破で波に乗りたいところ。高田川部長は「三役でどういう相撲をとってもらえるかという楽しみはある。どんどん前に出る相撲だからいいと思う」と大器に期待を寄せた。

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