宇野昌磨「しゃべりたいのは山々なんですが…」 引退会見前の公の場に何度も苦笑い 今後は「探したい」

 今後の目標を掲げる宇野昌磨
 トークする宇野昌磨
 イベントに登壇した(左から)島田高志郎、友野一希、宇野昌磨、中田璃士、山本草太
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 フィギュアスケート男子で五輪2大会連続メダリストの宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が11日、9日に現役引退を電撃発表して以来、初の公の場に登場した。地元の愛知県名古屋市で、医療機器メーカー「コラントッテ」のイベントに参加した。

 宇野は9日、自身のインスタグラムで「このたび、現役選手を引退する決断を致しました」と電撃発表。14日の記者会見で詳細を話すとしていた。

 この日は約1時間半のトークイベントに登壇。今後の目標ついて書いたフリップには「探」と一言書き「今後のことも含め探していきたい」と説明した。「感謝を届けたいのもあるけど、次に向かっていくのは変わりはない。どんな時でも何かしら探していくんだろうなと思うし、そういう気持ちがある。あんまりくわしくしゃべれなくて申し訳ないんですけど、そういう感じです」と今話せる心境を丁寧に明かした。「しゃべりたいのは山々なんですが、5月14日があるので…」と、何度も現役引退について話しそうになるのを苦笑いでこらえていた。

 3月の世界選手権ではショートプログラム(SP)で今季世界最高を出して首位発進。フリーを終えて4位になったが、「僕にとってはすがすがしい気持ちは世界選手権が終わった時点で感じていた」という。「僕にとっては成功も失敗も同じようにすばらしいものだった。成功がよりいいものとしてされるとは思うんですけど、僕がスケートに向き合ってきた時間、気持ちは、失敗も含めて同じ熱量をかけてやってきたもの。僕は成功、失敗の両方をたたえたい。全てが最高のシーズンだった」と納得の締めくくりだったと強調した。

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