宇野昌磨 選手生活「やりきった」引退電撃発表後初の公の場に「打ち上げというか、宴会のつもりでお願いします」
フィギュアスケート男子で五輪2大会連続メダリストの宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が11日、現役引退を電撃発表して以来、初めて公の場に登場した。地元の名古屋市で、医療機器メーカー「コラントッテ」のイベントに参加した。
衝撃の発表から2日。普段通りの飾らない様子で、ファンに元気な姿を見せた。マイクを握ると「打ち上げというか、宴会のつもりでお願いします」と、早速“宇野節”で笑いを誘った。スペシャルゲストの弟・樹さんや、豪華スケーター陣とトークで盛り上げた。
現役引退の詳細については、14日に記者会見を行うこともあり「しゃべりたいのはやまやまなんですが…」と、何度も話しそうになるのを苦笑いでこらえた。多くは語れない場ではあったが、今季については「本当にいろんな思いが残る、やりきったシーズン。失敗も成功も全ていい経験になると思っているし、すごく濃い楽しい時間だった」と万感の思いを明かした。
3月の世界選手権で4位になった後は「終わった時点ですがすがしい気持ちだった」と晴れやかだったという。今後の目標ついて、フリップには『探』と書いた。「今後のことも含め探していきたい」。日本をけん引したエースは、次なる活躍の場を追い求めていく。