陸上男子障害・三浦龍司がパリ切符獲得!課題の後半も納得の先頭キープ さらなる向上期し「勝負の部分を磨いていきたい」
「陸上・ダイヤモンドリーグ」(10日、ドーハ)
世界最高峰シリーズの男子3000メートル障害で、昨年の世界選手権6位の三浦龍司(22)=SUBARU=が8分13秒96で5位に入った。パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)を突破して日本陸連の選考基準を満たし、2大会連続の五輪代表に決まった。女子5000メートルの田中希実(ニューバランス)は15分11秒21の11位で、パリ五輪参加標準記録(14分52秒00)に届かず、代表決定は持ち越した。
2度目の五輪出場を射止めた三浦は「すごく安心しているし、いい収穫になった」と相好を崩した。課題に挙げる残り1000メートル以降も先頭集団の一角をキープ。「このレースでは最低限(8分)15秒を切りたかった」と切符獲得を喜んだ。
現在の勢力図について、世界記録保持者のギルマ(エチオピア)とバカリ(モロッコ)が突出するが、後続は団子状態と分析する。東京五輪で日本勢過去最高の7位入賞を果たした22歳は「最後の振るい落としの、勝負の部分を磨いていきたい」と、さらなる向上を期した。