久保凛 GPシリーズ3連勝「自信になる」久保建英いとこ16歳が快挙 パリ目標も「はい、そうですね」

 女子800メートルで優勝した久保凛(撮影・中田匡峻)
 女子800メートルで優勝し、花束を手に表情が緩む久保凛(撮影・中田匡峻)
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 「陸上・木南道孝記念」(12日、ヤンマースタジアム長居)

 女子800メートル(タイムレース)は、サッカー日本代表MF久保建英(22)のいとこで、高校2年の久保凛(16)=東大阪大敬愛高=が2分5秒11で優勝し、グランプリシリーズで3連勝した。

 「連戦で3戦優勝というのは自分の中で自信になる」とすがすがしい表情で感想を話したが、反省も忘れない。「入りはもう少し速く行ければという感じ。高校記録を狙っていたので悔しい部分はある」と2分2秒57の高校記録更新というハードルを自らに課していただけに、課題も挙げた。

 伸び盛りの16歳の勢いは止まらない。4月の選抜中・長距離大会でシニアデビューし、日本中長距離界のエース・田中希実(ニューバランス)を抑えて初優勝。今月3日の静岡国際もU18(18歳未満)の日本新記録となる2分3秒57で初優勝して今大会を迎えた。連戦の疲れを問われても「自分的にはいいリズムで練習をできている。疲労もうまく抜きながら、体調は全然悪くなかった」と振り返った。

 今後については「日本選手権(6月)優勝は一番にと思っているので狙いたい」と宣言するとともに、パリ五輪についても「そうですね、はい」と目標にしていく。

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