斉藤立 五輪前ラスト実戦V締めでパリ五輪に弾み 積極的な技出しで快勝
「柔道・グランドスラム・カザフスタン大会」(12日、アスタナ)
男子100キロ超級決勝が行われ、パリ五輪代表の斉藤立(22)=JESグループ=が、ラキモフ(タジキスタン)に大内刈りによる技ありで優勢勝ちした。五輪前最後の実戦を優勝で飾った。
日本の最重量級を背負う22歳が今夏に向けて弾みをつけた。前に出ながら積極的に技を仕掛けて、4戦全て技によるポイントを奪って優勝。今大会に向けて「(五輪前に)試合勘をつかみないのと、優勝して(五輪ランキングの)ポイントを上げたい」と意気込んでいた。
3月のGSアンタルヤ大会では決勝まで進んだものの、決勝で五輪2連覇王者のテディ・リネール(フランス)に惜敗。今夏は敵地パリでの雪辱に挑む。