サッカー日本代表MF久保建英のいとこ・久保凛 また快走!女子800メートルGPシリーズ3連勝 「自信に」驚異的成長五輪も

 女子800メートルで優勝した久保凛(撮影・中田匡峻)
 女子800メートルで優勝し、ガッツポーズをする久保凛(撮影・中田匡峻)
 女子800メートルで優勝し、花束を手に表情が緩む久保凛(撮影・中田匡峻)
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 「陸上・木南道孝記念」(12日、ヤンマースタジアム長居)

 女子800メートル(タイムレース)は、サッカー日本代表MF久保建英(22)のいとこで、高校2年の久保凛(16)=東大阪大敬愛高=が2分5秒11でグランプリシリーズ3連勝を果たした。男子1500メートルは飯沢千翔(住友電工)が日本歴代2位の3分35秒77の大会新記録で優勝した。同400メートル障害(タイムレース)は筒江海斗(スポーツテクノ和広)がパリ五輪の参加標準記録(48秒70)を破る大会新の48秒58、同100メートルは坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒20で、ともに2連覇した。女子走り幅跳びは秦澄美鈴(住友電工)が6メートル72の大会新で優勝した。

 中距離界のホープがまた快挙だ。4月の選抜中・長距離大会、今月3日の静岡国際に続きGPシリーズ3連勝の久保は「連戦で3戦優勝というのは自信になる」とさわやかな笑顔をみせた。

 「入りはもう少し速くいければよかった。高校記録を狙っていたので悔しい部分はある」と振り返ったレースは、2位・渡辺と0秒54差の接戦を制しゴール。「(スピードのある)シニアの選手と走れるのは楽しい」と緊張感を楽しんだ。

 今季の目標は、2分2秒57の高校記録更新とインターハイ連覇、6月27日開幕の日本選手権優勝。さらに先にはパリ五輪も見えてくるかと問われると「そうですね、はい」と即答した。

 6月30日までに五輪参加標準記録の1分59秒30を突破した上で日本選手権3位以内などの条件はあるが、可能性はゼロではない。連戦の疲れも見せず「いいリズムで練習できている。疲労もうまく抜きながら、体調は全然悪くなかった」と話す16歳は、驚異的な成長カーブを描きながら充実の夏に挑む。

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