照ノ富士、貴景勝が休場 照ノ富士は横綱在位17場所で10度目 貴景勝は3場所連続で来場所9度目かど番に
「大相撲夏場所・2日目」(13日、両国国技館)
横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が2日目の13日から休場した。日本相撲協会に「左肋軟骨(ろくなんこつ)損傷、右変形性膝関節症にて、3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は2場所連続通算21度目で、2021年の秋場所の横綱昇進後では在位17場所で10度目となる。
照ノ富士は2日の横綱審議委員会の稽古総見で、稽古参加前に左脇腹を負傷。本格的に相撲をとる稽古を再開できないまま夏場所に臨み、初日は新小結大の里にすくい投げで敗れていた。2日目の対戦相手、大栄翔は不戦勝となる。
大関貴景勝(27)=常盤山=も休場。休場は3場所連続13度目。日本相撲協会に『頸椎椎間板ヘルニア』の病名で「3週間程度の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。初日は平戸海に一方的に押し出されて敗れていた。2日目の対戦相手、豪ノ山は不戦勝となる。
師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、慢性的な痛みを抱える首の状態が悪化。「大関から『首の調子が悪いので、休みたい』と今朝、連絡があった。『それならしっかり休もう』と伝えた」と説明した。再出場については「しません」と断言。「名古屋がいい方向に向かうように、しっかり治そうという話をした」と明かした。このまま全休すれば、名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)は9度目のかど番となる。