宇野昌磨 前代未聞のくだけた?引退会見が話題「なんか可愛いし面白い」「こんな引退会見ある?」対談形式で趣味の話まで
フィギュアスケート男子で五輪2大会連続メダリストの宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が14日、午後2時から都内で現役引退会見を行った。
会見の模様はYouTubeチャンネルのトヨタイムズスポーツで生配信され、チャットにはファンからの感謝のメッセージであふれていた。冒頭で「このたび、私はフィギュアスケート選手を引退することになりました。これまで応援してくださったファンの方にすごい感謝していますし、これからもプロとして活動していきますので、応援していただけたらうれしい」とファンにメッセージを送った後、司会者との対談形式で行われた会見では“インドア派”など趣味の話が深掘りされていき、豊田会長との知られざるエピソードも笑い交じりで明かされるなどこれまでにない会見となった。
Xでも「引退会見」がトレンド入りし「なんか可愛いし面白い」「こんな引退会見ある?」「面白会見すぎるのでは」と大きな話題に。「好き勝手しゃべって」という言葉には本人も司会者も苦笑いだ。
通常、引退会見では報道陣との質疑応答がメーンとなり、時には涙を流す選手もいる。だが宇野は終始笑顔で「前向きな」会見を強調したように、涙を流すことなく和やかなムードで思いの丈を明かした。
輝かしい実績も紹介されると「まさか僕がこういう選手になれるとは思っていなかった。感謝とともに驚きです。周りの方がのびのびと好きにやらせてくれたのが一番でしたし、振り返ると本当にすごい道を歩んできたなと実感しております」と表情を緩めた。
◆宇野昌磨(うの・しょうま)1997年12月17日、名古屋市出身。5歳の時、リンクで浅田真央さんに声をかけられてスケートを始めた。中京大中京高から中京大に進学。五輪の個人では18年平昌大会で銀、22年北京大会は銅、団体では22年北京大会で銀メダルを獲得した。16年4月に4回転フリップを世界初成功。昨季はGPファイナルを初めて制覇し、世界選手権では2連覇を果たした。趣味はゲームで、プロゲーマーも認める腕前。158センチ、55キロ。