24歳・杉原愛子、3大会連続五輪へ逆襲誓う「体操では上かもしれないけど世間一般で見たら若い方」 5位から逆転切符へ
体操で今夏のパリ五輪切符をかけ、4月の全日本選手権の得点を持ち点に争うNHK杯は16日、高崎アリーナで開幕する。15日は前日練習が行われ、日本女子史上3人目の3大会連続五輪出場を目指す杉原愛子(24)=TRyAS=は「体操女子の中では上の方かもしれないけど、世間一般で見たら全然若い方。私も負けずに頑張りたい」と意気込んだ。
東京五輪後の22年、競技に「一区切り」をつけた。指導者、審判、大会の解説、社長業までマルチに活動。「体操をメジャーにしたい」と昨年6月の全日本種目別選手権での競技会に復帰した。
パリ五輪代表入りへ、4月全日本選手権を終えて5位となったが、代表圏内の4位へは0・034点差と十分に逆転を狙える位置につけている。1週間前には審判や自身の会社業務の疲れもあり、発熱。ただ、「ある意味良い感じに休めたのかなってプラスにとらえている。右肩上がりできてるので、自信満々で臨みます」と笑顔。「日本代表になれるようにほんまに頑張りたい」と決意を語った。
◆体操女子のパリ五輪代表選考 代表は5人で、全日本選手権の得点を持ち点に争う5月のNHK杯(高崎アリーナ)で上位4人を選び、残りはチーム貢献度で1人が代表入りする。全日本終了時点で宮田笙子(順大)が109・798点で独走し、杉原は106・496点で5位。4位の岡村真(相好体操ク)とは0・034点差と逆転可能な位置につけている。