4敗目のかど番霧島「これからです。まだ終わっていない」九重審判長はバッサリ「何をやっても中途半端」

 霧島を下した大の里(左)
 霧島(左)を寄り倒しで破り、4勝1敗とした大の里(撮影・佐藤厚)
 霧島を下した大の里
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 「大相撲夏場所・5日目」(16日、両国国技館)

 かど番の大関霧島が、早くも4敗目を喫した。新小結大の里に対して素早く左上手を引いたが、右をねじ込んで出てくる相手の圧力に後退。土俵際で執念の上手投げも及ばずに寄り倒された。物言いはついたものの、軍配通りの判定。「久しぶりに上手はとったんですけどね。止まらなかった」と振り返った。

 星があがらない厳しい状況。「これからです。まだ終わってない」と前を向きつつ「まだ自分らしい相撲を全然とっていない。自分の相撲で勝ったら流れも来る。これからも長い。自分の相撲に戻すのが一番」と復調へのポイントを挙げた。

 幕内後半戦の審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)は「なかなかエンジンがかからない。勝ちにこだわる相撲をとった方がいい。何をやっても中途半端」とバッサリ。「巻き返しに向けて、突破口を開かないと厳しいね」と話した。

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