大橋が欧州GPに出発 パリ五輪まで帰国しない長期遠征 食料&枕持参で荷造り「ばっちり」
競泳女子で21年東京五輪個人メドレー2冠の大橋悠依(イトマン東進)が17日、欧州グランプリ(フランス・カネなど)出発前に羽田空港で取材に応じた。
今夏のパリ五輪(7月26日開幕)に向けて、海外勢との試合勘を養うための遠征。50メートル自由形、200メートルバタフライ、平泳ぎなど約10種目にエントリーしており、本命の個人メドレーの泳ぎにつなげていく。
大会終了後は帰国せず、そのまま標高約2300メートルのスペイン・シエラネバタで合宿を敢行し、パリに入る。約3カ月にも及ぶ長期遠征になるが、大量の食料、横向き睡眠用のまくらを持参し、荷造りは「ばっちりです」と笑顔を見せた。
集大成と位置づけるパリ五輪は、自己ベスト(日本記録の2分7秒91)更新を目指す。取材中は常に穏やかな表情で、リラックスしている様子。「(遠征が)長いのでガンガンいきすぎないように。自分のペースをつくって、(200メートル個人メドレーの決勝レースがある)8月3日に合わせられたら」と意気込みを語った。