昨年の学生横綱・草野４連勝で勝ち越し「気持ちとしては楽になった」 所作にはまだ慣れず苦笑「緊張しますね」
「大相撲夏場所・７日目」（１８日、両国国技館）
昨年の学生横綱で幕下最下位格付け出しの草野（伊勢ケ浜）が４連勝で勝ち越しを決めた。肥後ノ海（木瀬）の突き押しをしのいで右上手をとると一気に前へ。最後はつり気味に寄り切った。
ストレートでの勝ち越しに「気持ちとしては楽になった部分はある」と少しホッとした様子。内容的にも「徐々に慣れてきて、前に出られている。いい調子だと思う」と納得の表情を浮かべた。
日大時代はタイトル９冠を獲得した逸材。伊勢ケ浜部屋では、稽古で関取衆の胸も借りており「幕下にはどんどん前に出られている。力はついていると思います」と成長の手応えを明かした。一方で、大相撲独特の所作にはまだ慣れず「緊張しますね。東西が変わったりすると」と苦笑い。新弟子らしい初々しさも見せていた。
