体操女子は40年ぶり団体全員が初五輪!残り1枠は19歳牛奥小羽 5人全員10代、平均年齢17・6歳フレッシュ布陣 杉原は無念落選
「体操・NHK杯」(18日、高崎アリーナ)
今夏のパリ五輪代表最終選考会を兼ね、4月の全日本選手権の得点を持ち点に、女子の個人総合2回目が行われ、1位スタートした宮田笙子(19)=順大=が逃げ切って、女子史上7人目の3連覇を果たし、初の五輪切符を獲得した。2位の岸里奈(16)=戸田市スポーツセンター=、3位の岡村真(18)=相好体操ク=、4位の中村遥香(16)=なんばク=も代表入りを決めた。
チーム貢献度で選出される残り1枠は牛奥小羽(19)=日体大=に決まった。女子は04年のアテネ五輪以来となる全員が初の五輪代表。団体で全員が初五輪なのは1984年ロサンゼルス五輪以来、40年ぶり。全員が10代で平均年齢17・6歳のフレッシュな布陣となった。
5位スタートで日本女子史上3人目の3大会連続五輪出場を目指す杉原愛子(TRyAS)は今大会の1回目でも落下した段違い平行棒で再び落下。最終種目の床で全体1位の得点をたたき出したが、貢献度でも惜しくも届かなかった。
◆体操女子のパリ五輪代表選考 代表は5人で、4月の全日本選手権の得点を持ち点に争うNHK杯(高崎アリーナ)で上位4人を選び、残りはチーム貢献度で1人が代表入りする。