サニブラウンは10秒97で8位 五輪内定はお預け

 レース後、ファンとタッチするサニブラウン・ハキーム(撮影・吉澤敬太)
 男子100M決勝 走り終え顔をしかめるサニブラウン・ハキーム(撮影・吉澤敬太)
 予選で力走するサニブラウン・ハキーム(撮影・金田祐二)
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 「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ」(19日、国立競技場)

 男子100メートル決勝が行われ、世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム(東レ)が10秒97(向かい風0・1メートル)で8位となり、今夏のパリ五輪参加標準記録10秒00を突破できず、今大会でのパリ五輪代表はならなかった。レース中盤からスピードをゆるめていた。

 サニブラウンは21年東京五輪の200メートルで五輪初出場。100メートルではパリ五輪が初の五輪となった。22年の世界選手権の男子100メートルで日本勢初の決勝進出を果たして7位入賞。昨年大会では同種目で日本勢最高タイの6位入賞を果たしていた。今季は10秒02で走るなど、好調ぶりを示しており、今大会の予選では10秒07で走っていた。

 柳田大輝(東洋大)が10秒21で優勝した。

 昨年の日本選手権王者の坂井隆一郎(大阪ガス)はレース前半からスピードが上がらず、12秒34で最下位の9位だった。

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