三井愛梨「金メダル、日本新記録目指して」卓球・水谷さん金言授かりパリ五輪へ堂々宣言 法大壮行会
競泳女子でパリ五輪200メートルバタフライ代表の三井愛梨(横浜サクラ)が19日、在学している法大で行われた壮行会に出席した。
同大のOB、OGや日本水泳連盟関係者ら約150人が出席。水泳部の仲間からは大学生らしい笑い要素のあるビデオメッセージが送られ、「私だけのためにこんなに素晴らしい会をしていただけると思っていなかった。(ビデオメッセージは)全部面白くて、めちゃくちゃうれしかった」とはにかんだ。
壇上では「目標は大きくしないと届かない。少しビックマウスですけど、金メダルと日本新記録を目指して頑張ります」とスピーチした。普段は謙虚な姿が印象的だが、この日は珍しく堂々宣言。所属するマネジメント会社が昨年末に開いた会食で、同席した東京五輪卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼さんから「メダルを取るには金メダルを目指していかないと取れないよ」と言われたことが理由と明かし、三井は「言っちゃった」と照れくさそうに笑った。
自己ベストは3月の選考会の2分6秒54。日本記録は星奈津美さんが出した2分4秒69で、昨夏の世界選手権(福岡)の優勝タイムは2分4秒06と目標達成までのハードルは高いが、果敢に挑んでいく。
パリ五輪閉幕後は、国際的な仕事に携わりたいという思いからオーストラリアへ留学予定。文武両道に励む19歳が、充実した夏を過ごす。