サニブラウン、五輪即時内定の参加標準記録10秒00は「早く切って安心させたい」「逆に出さなかったら五輪に出る意味ない」

 陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続入賞中のサニブラウン・ハキーム(東レ)が21日、羽田空港からの出発前に報道陣の取材に応じた。海外遠征に向け「ベースはできている。ラウンドに耐えられる体がつくれれば」と意気込んだ。

 今回は拠点を置く米国ではなく、イタリア・リエティに向かう。五輪までの主な拠点となり「町ぐるみで競技場を改修して、自分のチームのためにキャンプをつくってくれた。ありがたい」という。試合も転戦する予定で、「結構好調でシーズン序盤から入れた。期待していただければ」とうなずいた。

 19日にはセイコー・ゴールデングランプリ(国立競技場)に出場。決勝では右ふくらはぎと左ハムをつり、途中でスピードをゆるめて8位だった。タイムは出なかったが、「年1ぐらいでしか(日本で)走らないですけど、たくさんの人の足を運んでいただいて、思った以上の人に来ていただいた」とエネルギーをチャージした。

 昨年の世界選手権で入賞しているため、パリ五輪参加標準記録の10秒00を突破した時点で五輪代表に決まる。「早く切りたいは切りたい。心配してくれる方々がいっぱいいるので。早く切って安心させたい」と笑わせ、「遅かれ早かれ絶対出なきゃいけないタイムではあるので。逆に出さなかったらオリンピック出る意味ないかなと思っているぐらいなんで。しっかり出していきたい」と、9秒台を出すトップレベルの選手との戦いを見据えた。

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