羽生結弦さん革命的な一夜 西川貴教とコラボ!ガンダムモチーフ衣装で「ミーティア」 熱狂「HIGH PRESSURE」
フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成した、プロスケーターの羽生結弦さん(29)が24日、千葉市の幕張メッセで開幕したアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演した。3月の「notte stellata」で披露した「Danny Boy」と、大トリでは歌手の西川貴教とのコラボレーションで「ミーティア」を熱演。会場は熱狂に包まれた。同公演は26日まで行われる。
幕張に生み出される幻想的な世界の中心に、今年も羽生結弦がいた。
羽生さんはオープニングで右腕がむき出しとなった黒の衣装で登場すると、ソロパートを力強く熱演。前半終盤には、純白の衣装で「希望」がコンセプトの「Danny Boy」を柔らかく、優しい舞で演じきった。
大トリでは同公演恒例のコラボレーション演目として、T.M.Revolutionの西川貴教が歌う「機動戦士ガンダムSEED」の挿入歌「ミーティア」にのせて演技。同作品のガンダムをモチーフにしたとみられる右肩に翼があしらわれた白と青の衣装で、西川のはかなさを伝える歌詞に哀愁を込めたボーカルを、卓越した滑りで氷上に体現した。
フィナーレでは西川の代表曲「HIGH PRESSURE」にのり、右腕で汗を拭うようにする振り付けを披露。切れ味抜群のステップで、会場に熱狂を巻き起こした。希代の表現者が新たな化学反応とともに、革命的な一夜を演出した。